ねぇねぇ、宇井さん!
中野製薬さんから、何やら新しいブリーチが発売されたの知ってる?
結論!知ってるどころか使いました(笑)
中野製薬さんから発売されたキャラデコ コントロールブリーチについてガチレビューをしていきます!
福岡市の天神でフリーランス美容師をしている「カラーの申し子」の宇井です。
今回は「キャラデコ コントロールブリーチ!中野製薬のブリーチをレビュー」というテーマでブログを書きます。
実際にキャラデココントロールブリーチを使って染めたカラーがこちら。
(左before/右after)
✔︎キャラデコ コントロールブリーチの特徴を知りたい
✔︎ブリーチ選びに迷っている
✔︎オールインワンなブリーチが欲しい
✔︎美容師歴19年フリーランス歴7年(2023年現在)
✔︎カラー比率が80%以上の美容師&理容師
キャラデコ コントロールブリーチ!中野製薬の新商品をガチでレビュー
キャラデコ コントロールブリーチは3剤式のブリーチです。
3剤式と聞いても「どういうこと?」と思われるかもしれません。
通常のブリーチ剤は、ブリーチ剤第1剤とオキシの2つを使う2剤式です。
一方、キャラデコ コントロールブリーチはコントロールクリーム(脱色剤、脱染剤、第1剤)とコントロールブリーチパウダー(酸化助剤)に専用のオキシの3つを組み合わせて使用する3剤式のブリーチ剤です。
さらにオキシもサラサラタイプとハードタイプの2つを用途別に使い分けます。
中野製薬の公式ページでキャラデコ コントロールブリーチを使った動画を配信しているので一緒に見るのがおすすめです。
さっそく3剤式で使うキャラデコ コントロールブリーチをガチレビューしていきます。
▶︎キャラデコ コントロールブリーチの中身は?
キャラデコ コントロールブリーチの中身を紹介します。
コントロールブリーチパウダーは、20gに小分け包装。
パウチ容器に詰められてるコントロールクリーム。
サンプルのため小さいですが製品は400gあります。
専用のブリーチ用オキシ(2アイテム)
オキシがサラサラタイプとハードタイプのものが2つ。
こちらも実際の製品は1,000mlです。
(ハードタイプ)
(サラサラタイプ)
これら4つ組み合わせて使うんですね!
その通り!
組み合わせ次第でほとんどのブリーチに対応できます。
▶︎キャラデコ コントロールブリーチ1つでブリーチの強さが調整可能
キャラデコ コントロールブリーチの特徴の1つは、ブリーチの強弱で明度調整ができることです。
ブリーチの強さは、コントロールブリーチパウダーとコントロールクリームの混合割合で変化します。
ブリーチの強さを測るために下記の2つの調合で毛束をブリーチしてみました。
毛束B…ブリーチ3:コントロールクリーム1
※放置時間は30分
(左の毛束A11レベル/右の毛束B14レベル)
毛束Aのブリーチ力が弱めの毛束は、11レベルまで明るくなりました。
毛束Bのブリーチ力が強めの毛束は、14レベルくらいです。
私が考えるブリーチの強さを調整できるメリットはこちら。
《ブリーチ力を低めで使うメリット》
・ライトナーで使える
・ブリーチ力が弱いため髪への負担が少ない
・残留色素を取りたいときに使える
《ブリーチ力を強めで使うメリット》
・トーンアップできる
・スピーディーな施術が可能
今回は毛束なので塗布時間は1分程度。
実際のお客様になると塗布時間もかかります。
そのため、ブリーチ力が強めのパターンでお客様を施術すると15レベルくらいまではトーンアップしそうです。
コントロールクリームで本当に明るさを調整できるんですね。
弱めのブリーチは、既にブリーチ毛の人で色素を少し取りたいとき使えそうです!
▶︎キャラデコ コントロールブリーチはオキシで粘性を固くする
私を含めハイトーンカラー美容師の中で注目を集めてるのが、ブリーチ剤の粘性をコントロールする薬剤です。
ブリーチ剤の塗布に関して粘性は非常に重要とされてます。
なぜなら、オキシがゆるいとブリーチ剤が液だれをするからです。
ハードタイプのオキシを使うと、このようにピタッと塗れます。
私は年々複雑化しているブリーチに対応するには、以下の2つが必要不可欠だと感じます。
・狙った場所への正確な塗布スキル
ペーパーブリーチなども液だれを防いでピタッとブリーチ剤をとどめる技術の1つです。
キャラデコ コントロールブリーチのハードタイプオキシなら粘性が固いため正確なブリーチリタッチが可能。
また、塗布した場所にとどまるので帯状の色ムラを修正する際にも向いています。
(実際の塗布画像)
画像だと分かりづらいですが、ブリーチ剤が液だれをせずにとどまってくれてます。
これまでブリーチ剤の粘性を固くには別の薬剤を入れる必要がありました。
しかし、ハードタイプのオキシがあれば必要ありません。
ブリーチ剤の粘性って大事なんですね。
もし、粘性が固すぎる場合はどうしたらいいですか?
そういった時のためにサラサラタイプのオキシがあります。
また、ウエット塗布をするとブリーチ剤が固くても塗りやすいです。
▶︎毛先やホイルワーク専用のサラサラタイプのオキシ
サラサラタイプのオキシは、粘性が柔らかく毛先の塗布やホイルワークと相性抜群!
粘性が柔らかいため、ホイルワークでも毛束の裏面まで浸透しやすく塗布ムラが起きづらいです。
コームストレスもなくスピーディーに塗布ができます。
実際に今回は色素が残留してる毛先は、サラサラタイプのオキシで塗布をしました。
目的別に以下のような割合でブリーチをしてます。
根元…しっかりリフトさせるため《コントロールブリーチパウダー3:コントロールクリーム1》
オキシはハードタイプ
毛先…既にブリーチ毛で残留を取るため《コントロールブリーチパウダー1:コントロールブリーチ3》
オキシはサラサラタイプ
(実際のブリーチ画像)
最後にキャラデコの《アクリルパープルとアクリルブルーを5:1》で混ぜたものを塗布して完成!
青みがかったパープルカラーです。
キャラデコのアクリルカラーシリーズ特有の発色の良さが出てます。
塗布したい場所によって、オキシを使い分けるとブリーチがスムーズに進みそう!
それにしてもカラーがキレイ!
ブリーチは塗布時間が長いと色ムラになります。
オキシを使い分けて塗布スピードを上げるのは、ブリーチをする上で非常に重要。
キャラデコのカラー剤の良さについては、また解説しますね(笑)
▶︎キャラデコ コントロールブリーチには3%がない…
美容師さんの中には、3%や4.5%のオキシをブリーチ剤に混ぜて塗布される方も多いです。
混ぜる理由は、時間差による色ムラをなくすためです。
ブリーチに限らずカラーは、最初に塗布した場所から反応します。
そのため、塗布をする前半と後半とでは時間差が発生して色ムラになる可能性が高いです。
そこで多くの美容師は、オキシをコントロールして以下のような設定で色ムラを防ぎます。
・反応を遅くするために前半に塗布する場所を3%〜4.5%
・反応を早くするために後半に塗布する場所を6%
そんなときは3%オキシの代わりにコントロールブリーチパウダーとコントロールクリームの混合比を変えて対応しましょう。
ブリーチ力のコントロールで色ムラが抑えられるんですね。
キャラデコ コントロールブリーチは、コントロールブリーチパウダーとコントロールの混合割合やそれぞれのオキシの使い方が重要!
慣れると明度や粘性を自由に操れて楽です。
キャラデコ コントロールブリーチは1つで全方位対応できる
今回のテーマ【キャラデコ コントロールブリーチ!中野製薬のブリーチをレビュー】についてまとめていきます。
✔︎キャラデコ コントロールブリーチは3剤式が特徴
✔︎ブリーチ力や粘性が操れて適切な薬剤の施術により髪のダメージも抑えられる
✔︎ハードタイプのオキシはリタッチと相性抜群
✔︎サラサラタイプのオキシはホイルワークや毛先の塗布に向いている
✔︎キャラデコ コントロールブリーチには3%のオキシがない
✔︎3%のオキシはないがコントロールブリーチパウダーとコントロールクリームの混合割合で対応ができる
キャラデコ コントロールブリーチが1つあれば、全てに対応できるんですね。
最初は慣れが必要と思いますが、粘性とブリーチ力をコントロールできるのは大きな特徴です。
3剤式のキャラデコ コントロールブリーチがブリーチ業界を変えるか楽しみです。
ここまで読んでもらいありがとうございました!
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